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バリ取りとは

読み: ばりとり

バリ取りとは、切削・穴あけ加工で生じた材料のめくれや突起(バリ)を除去し、エッジを整える仕上げ工程である。

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概要

ドリルやエンドミルで材料を切削すると、刃先が抜ける瞬間や工具が入る瞬間に、材料の一部がめくれて突起状に残ることがある。この突起をバリと呼び、これを除去してエッジを整える工程がバリ取りである。バリは寸法には現れないが、組み付け時の干渉やけが、シール性の低下、外観不良の原因になるため、多くの加工で仕上げ工程として組み込まれる。

バリが発生する仕組み

バリは、工具が材料から抜け出る際に、切削されずに塑性変形した材料が押し出されることで生じる。特に穴の出口側(ドリルが貫通する側)や、エッジが薄く残る形状で発生しやすい。材質が延性の高い金属(アルミニウムや軟鋼など)ほどバリが大きくなりやすく、逆に鋳鉄のように脆い材質では小さく分離しやすい。

バリ取りの方法

手作業でのやすりがけ・スクレーパー仕上げのほか、回転工具でエッジをなぞるロボットバリ取り、砥粒を含む媒体をワークとともに回転させるバレル研磨、電解液を使って微小なバリを溶解除去する電解バリ取りなど、形状や求める仕上げ精度に応じて複数の方法がある。深穴の内部や交差穴の交点にできるバリは、目視・手作業での確認が難しいため、専用工具やブラシを穴の中まで通して除去する場合がある。

実務での注意点

図面にバリの許容量(例: 0.1mm以下)を明記しておかないと、加工側とのバリ取り基準の認識がずれやすい。特に交差穴や深穴の内部など、目視確認が難しい箇所のバリ取りは、検査方法もあわせて指示しておくと後工程でのトラブルを防げる。

よくある誤解

バリ取りは仕上げの最終段階で見た目を整えるだけの工程である。

バリは組み付け時の干渉やシール性の低下、作業者のけがにつながる実用上の問題を引き起こす。特に油圧・空圧の流路や交差穴の内部に残ったバリは、後から発見しづらく機能不良の原因になる。

バリはどの材質でも同じように取れる。

延性の高い材質ほど大きなバリが発生しやすく、除去に手間がかかる。材質や形状に応じてバリ取りの方法(手作業、バレル研磨、電解バリ取り等)を選ぶ必要がある。

よくある質問

交差穴の内部のバリはどう確認しますか?+
目視での直接確認が難しいため、ボアスコープでの内部観察や、通り止まりゲージでの引っかかり確認など、間接的な方法で検査することが多い。
バリの許容量はどう指示すればよいですか?+
図面にバリの最大高さや許容範囲を数値で明記するのが確実である。指示がない場合、加工側の判断基準に幅が出やすい。
深穴の出口側にバリが出やすいのはなぜですか?+
工具が穴を貫通する瞬間、出口側の材料が十分に支えられなくなり、塑性変形しためくれが残りやすくなるためである。出口側のバリは面取りや逆側からの仕上げ加工で対応することが多い。

関連用語

出典

  1. 機械加工におけるバリ取り工程の一般的分類(手作業・バレル研磨・電解バリ取り等、生産技術分野の一般知識)

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