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検査成績書とは

読み: けんさせいせきしょ

検査成績書とは、加工した部品が図面の寸法・公差・材質などの要求事項を満たしているかを、実測値とともに記録した文書である。

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概要

検査成績書は、発注者が指定した検査項目について、実際に測定した数値と図面の公差を並べて記載した文書である。寸法だけでなく、幾何公差・表面粗さ・硬度など、図面や仕様書で要求された項目ごとに実測値を記載する。納品時に部品と一緒に提出することで、発注者が受入検査の手間を減らせる。

記載される内容

一般的には測定項目名、図面の公差範囲、実測値、使用した測定器、測定日、検査担当者などが記載される。三次元測定機やシリンダーゲージなど、どの測定器で得た数値かを明記することで、後から数値の信頼性を確認できるようにする。

ミルシートとの違い

検査成績書は加工後の部品の寸法・形状に関する検査結果であるのに対し、ミルシートは素材そのものの化学成分・機械的性質を証明する材料証明書である。両者は対象が異なり、深穴加工品では材料段階のミルシートと加工後の検査成績書の両方を求められる場合がある。

よくある誤解

検査成績書があれば材料証明は不要である。

検査成績書は加工後の部品の寸法・形状の検査結果であり、素材の化学成分や機械的性質を証明するものではない。材料の証明にはミルシートが必要である。

検査成績書には測定した数値だけ書けばよい。

どの測定器で測定したか、いつ誰が測定したかまで記載しないと、後から数値の信頼性を確認できない。測定器・測定日・担当者の記載も検査成績書の重要な要素である。

よくある質問

検査成績書はどんな項目に必要ですか?+
図面や仕様書で指定された検査項目全てが対象になる。寸法公差だけでなく、幾何公差、表面粗さ、硬度などが指定されていれば、それぞれの実測値を記載する。
検査成績書とミルシートは両方必要ですか?+
対象が異なるため、材料の証明としてミルシート、加工後の検査結果として検査成績書の両方を求められる場合がある。特に航空宇宙・半導体分野などトレーサビリティが重視される案件で両方が求められやすい。
全数分の検査成績書は用意できますか?+
数量や要求精度によって、全数検査か抜取検査かが変わる。全数分の記録が必要な場合は事前に発注時点で伝えておく必要がある。

関連用語

出典

  1. JIS Q 9100(航空宇宙用品質マネジメントシステム)における検査記録の一般的な位置づけ

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