BTAマシンとは
読み: びーてぃーえーましん
BTAマシンとは、BTA加工を行うための専用工作機械であり、高圧の切削油でボーリングバー内部から切りくずを排出しながら中径〜大径の深穴を加工する装置である。
概要
BTA加工は専用のボーリングバーとBTAヘッドを用い、外側から供給した切削油で切りくずをバー内部から排出しながら深穴をあける工法である。この工法を実行するための専用工作機械をBTAマシンと呼ぶ。深江特殊鋼は自社開発機を含め4台のBTAマシンを保有しており、最大加工サイズφ600×13,000、加工径φ33〜265の範囲でBTA加工に対応している。
保有設備の構成
深江特殊鋼が保有するBTAマシンは、自社開発の自動搬送装置付BTAマシンGS1445、九州東芝機械製の大型BTAマシンDBH25100Sと同DBH1030B、河原製のBTAマシンKS-1300の4台である。機種ごとに対応できるワークサイズや加工径の範囲が異なるため、案件ごとに適した機械が選定される。
加工の流れ
BTAマシンでは、タンク内の切削油をポンプで加圧し、プレッシャーヘッドを経て穴の内壁とボーリングバー外周のすき間から刃先まで送る。刃先で発生した切りくずは切削油とともにボーリングバーの内部を通って機外に排出され、分離後にタンクへ戻る。この流路により、切りくずが加工済みの穴内面に接触しにくく、内面品位を保ちやすい。
対応範囲と実績
BTAマシンは中径から大径の深穴を得意とし、φ4〜32を担当するガンドリルマシンとは役割が分かれる。深江特殊鋼の加工実績には、A5052製の不織布設備ローラー(外径φ260、穴径φ190、加工長3,000mm)などがあり、産業機械分野の長尺・大径部品に使われている。
深江特殊鋼が保有するBTAマシンの仕様
| 名称 | メーカー | 備考 |
|---|---|---|
| GS1445 | 自社開発 | 自動搬送装置付 |
| DBH25100S | 九州東芝機械 | 大型BTAマシン |
| DBH1030B | 九州東芝機械 | 中型BTAマシン |
| KS-1300 | 河原製 | 中型BTAマシン |
※ 深江特殊鋼の保有設備の実績値。最大加工サイズφ600×13,000、加工径φ33〜265。
よくある誤解
✕ BTAマシンはどれも同じ性能で、機種による違いはない。
○ 深江特殊鋼が保有する4台のBTAマシンは、自動搬送装置の有無や対応ワークサイズなど機種ごとに特性が異なる。案件の径・長さ・数量に応じて適した機種が選ばれる。
✕ BTAマシンならガンドリルマシンより常に高精度に加工できる。
○ 両工法の到達精度に大きな差はなく、使い分けの軸は穴径である。BTAマシンは中径〜大径(φ33〜265)、ガンドリルマシンは小径(φ4〜32)を担当する。
よくある質問
BTAマシンは何台くらい必要な案件に向いていますか?+
BTAマシンで加工できる最大サイズはどのくらいですか?+
BTAマシンとガンドリルマシンはどちらを先に検討すべきですか?+
関連用語
出典
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