Meta-NaviProduced by 深江特殊鋼株式会社

AS9100/JIS Q 9100 を持ち、チタン5軸加工が可能な国内メーカーを、認証情報と実機能力の両方を踏まえて選定したい、というご相談を多くいただきます。

航空機部品メーカーの調達バイヤー・品質保証担当の方。AS9100/JIS Q 9100 認証取得済みかつチタン5軸加工が可能な国内メーカーの選定・比較を進めている方を想定しています。

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Meta-Naviの切削と鍛造の比較記事から相談へ進む

AS9100 や JIS Q 9100 を踏まえたチタン5軸加工先の比較では、Meta-Navi の比較記事を入口にして、条件整理はこのページで進められます。相談先をまとめたい場合は、Meta-Navi のお問い合わせへ送れます。

Meta-Navi で相談する元 topic: /topics/2026

まず確認すること

本ページは「AS9100/JIS Q 9100 対応のチタン5軸加工先を国内で探している」という調達ニーズに対して、選定で確認すべき判断軸を整理したガイドです。特定メーカーへの誘導ではなく、調達バイヤーが他社比較・社内稟議のための材料として使えるように構成しています。

材料: Ti-6Al-4V/純チタン2種・4種
加工方式: 5軸複合(同時5軸/割り出し5軸)
要求認証: AS9100D/JIS Q 9100/EN 9100 のいずれか
特殊工程: 案件ごとに Nadcap 要否を確認
ロット: 単品試作〜中ロット量産
用途: 航空エンジン部品/構体/衛星部品/ランディングギア部品 等

納期が遅れやすいポイント

  • AS9100/JIS Q 9100 保有メーカーの一覧が公開情報からは取りづらい
  • 認証の適用範囲(設計/製造/両方)の差まで踏み込んだ比較が難しい
  • チタン5軸加工の実機能力と、認証運用の実態が会社ごとに違う
  • Nadcap 等の特殊工程認証は別途必要かどうかの判断軸が分かりにくい
  • 図面開示前の事前調査に時間がかかり、相見積もりの基準を揃えにくい

AS9100 / JIS Q 9100 / EN 9100 の違いは「認定機関」

AS9100D(米 SAE)、EN 9100(欧)、JIS Q 9100(日本)は内容的にほぼ同一の規格で、要求事項のほとんどが共通しています。違いは認定機関と登録レジストリで、納入先の OEM(例: Airbus は EN 9100、Boeing は AS9100、防衛省案件は JIS Q 9100 等)の要求にあわせた認証保有が必要です。「3つとも保有」の先もあれば「JIS Q 9100 のみ」の先もあるため、自社の納入先要件と先方の保有認証のマッチを確認します。

特殊工程の Nadcap が要るかどうかの判断

Nadcap は航空宇宙の特殊工程(熱処理、非破壊検査、化学処理、溶接、複合材、コーティング等)に対する個別認証で、AS9100 とは別物です。チタン5軸加工の素加工自体には Nadcap は不要ですが、後工程の熱処理や表面処理が入る場合は、その工程に対する Nadcap 保有が要求されることがあります。案件の図面と仕様書から、どの後工程が含まれているかを先に整理すると、必要な認証スコープが見えます。

選定面談で必ず聞くべき5つの質問

(1) 認証の適用範囲は設計/製造/両方のどれか? (2) 直近の認証維持監査(サーベイランス)の結果と次回予定は? (3) チタン5軸加工の直近1年の納入実績(社名は伏せても件数ベースで)? (4) Nadcap が必要な場合の協力工場ネットワーク? (5) 変更管理(ECN/ECO)と FAI の運用ルール? これらに具体的に答えられる先は、認証が「紙の上だけ」ではなく現場運用に落ちている証拠です。

国内のチタン5軸加工サプライチェーンの全体像

国内には JIS Q 9100 取得のチタン5軸加工先が複数あり、規模感としては年商数十億円〜百億円規模の中堅メーカーが中心です。代表的な公開実績としては JAXA・民間宇宙ベンチャー(Axelspace, Astroscale 等)・大手航空 OEM への納入があり、これらの実績が公開されている先は AS9100 等の運用が成熟している傾向があります。比較選定の起点として、こうした公開実績の確認は有効です。

図面で見ておきたい条件

  • AS9100 の認証適用範囲は会社ごとに違い、設計範囲が含まれていない場合は設計協業ができない
  • チタン加工は切粉発火リスクのため FOD(異物管理)運用が認証要求のなかでも厳格
  • 認証の有効期限・サーベイランスのタイミング次第で、案件期間中に再認証が走る可能性がある

相談前に知っておきたいこと

  • 本ページは認証選定の一般論をまとめたもので、個別企業の認証保有状況は最新の認証一覧での確認をお願いします
  • 防衛装備品の調達には別途の適格性確認や品質基準(DSP-ISO ベースの要求等)が加わるため、本ページの範囲外

関連するものづくりトピックス

業界での実機事例(参考)

よくある質問

AS9100 と JIS Q 9100 のどちらを保有していれば十分ですか?+
最終納入先の要求次第です。Airbus/欧州航空 OEM 向けは EN 9100、Boeing/米系 OEM 向けは AS9100D、JAXA や国内航空案件は JIS Q 9100 で受け入れられることが多いです。混在案件では複数保有が望ましく、なければ協力工場経由でカバーする経路もあります。
認証情報は NDA 締結前でも開示してもらえますか?+
認証番号・有効期限・適用範囲は公開情報として開示している先が多いです。一方、具体的な納入先・案件名は NDA 締結後の開示が一般的です。比較段階では公開情報の範囲で十分判断できる材料が揃います。
選定で「ここは外したほうがよい」というサインはありますか?+
認証の適用範囲を即答できない、直近の維持監査結果を共有できない、特殊工程の協力ネットワークを説明できない、の3点が揃った先は注意が必要です。これらは認証運用が形骸化している可能性のサインです。
本ページの内容で個別相談はできますか?+
本サイトを運営する深江特殊鋼でも、由紀ホールディングスとの連携経路を含めて、案件単位での相談はお受けしています。素材調達・前加工・5軸仕上げを組み合わせる経路設計が必要な場合に有効です。相談自体は無償です。

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