温調プレートやヒートシンクの流路加工は、どの工法・条件で進めればよいか?
温調プレート・ヒートシンクの流路加工は、まず流路径とL/D比、材料(アルミ、銅、SUSのいずれか)を確認します。ガンドリルによる深穴加工が基本工法で、条件が決まればリーク試験の基準まで判断できます。[2][5]
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流路条件を先に整理して相談へ進む
図面や具体的なアイデアがなくてもOK。材料、板厚、流路の本数・径のイメージだけ先に共有すれば、工法と検査条件の比較を短縮できます。
まず確認すること
温調プレート・ヒートシンクの流路加工について、ガンドリル加工の対応レンジ[2]、アルミの多流路・交差流路事例[1]、外部の深穴加工手順[3]とリーク試験規格[4]、アルミ深穴加工の工法比較資料[5]を組み合わせて、工法と検査条件の判断軸を整理しています。
納期が遅れやすいポイント
- 流路をただの穴として指定してしまい、L/D比や交差部の扱いを後から詰めることになる。流路が深く長くなるほど、ガンドリルでの一方向加工が前提になるかどうかで工程が変わります。[2][5]
- リーク試験の条件を後出しにして、加工が終わった段階で検査方法を決め直すことになる。流路プレートでは検査の合否基準が仕様の一部です。[4]
Q. 温調プレート・ヒートシンクの流路加工は、どの工法が基本になるか?
A. 流路が深く真っ直ぐな形状であれば、ガンドリルによる深穴加工が基本工法です。[2] ガンドリル加工の対応レンジは径4〜32mm(拡張時最大200mm)、最大深さ1,500mm、L/D比は最大100程度までとされ、金型の冷却穴(ウォーターライン)や油圧マニホールドの油路が typicalApplications として挙げられています。[2] 温調プレートやヒートシンクの流路も、構造としては同じ深穴の流路加工です。 アルミ材の深穴加工では、径1.5mm程度を下回るとウォータージェットのような他工法は成立しにくく、ガンドリルまたはEDMでの対応が中心になるとされています。難削材や高精度要求ではガンドリルより加工速度が遅くてもEDMを選ぶ判断もあります。[5] 流路径が1.5mmを下回るか、精度要求がEDM並みに厳しいかどうかが、ガンドリルとEDMの分かれ目になります。
Q. 流路径、深さ、L/D比はどう決めればよいか?
A. 貫通か止まりか、交差穴の有無、材料を先に分けてから、径と深さの組み合わせを決めます。[3][5] 深穴加工は、入口面の面削り、短いパイロット穴(径の1.5〜3倍程度の深さ)、そこから段階的に工具を伸ばして本穴を通す、という手順で進むのが一般的です。金型の冷却流路を対象にした資料では、径8mm前後の工具で深さ430mmまで加工した例があり、L/D比では40倍程度まで対応できるとされています。[3] アルミ材の深穴加工では、送りやクーラント圧力の条件を守れば、L/D比100:1程度まで対応できるとされる一方、通常のツイストドリルではL/D比90前後で工具の振れや折損リスクが上がるため、深穴では専用工法が前提になります。[5] 社内の公開事例では、A6061-T6のアルミブロックに径10〜20mmの流路を14本、3層の交差配置で加工し、35MPa/30分の圧力試験に全数合格した実績があります。多流路・交差流路のアルミ加工事例として、温調プレート・ヒートシンクの工程判断の参考にしています。[1]
Q. 検査・リーク試験はどう確認すればよいか?
A. 流路の径や本数だけでなく、リーク試験の方式と検出感度を先に決めてください。[4] 流路プレートやヒートシンクの漏れ検査では、ヘリウムリーク試験が広く使われています。JIS Z 2331は、真空スプレー法や真空フード法、加圧すそ込み法など複数の検出方式を定めた規格で、方式ごとに検出できる漏れ量の範囲が大きく異なります(たとえば加圧式ヘリウムスニッファ法と真空式ヘリウムフード法では、検出感度の桁が数桁変わります)。[4] どの方式を使うかは、流路の使用圧力や許容漏れ量から逆算して決めます。検査条件が後出しになると、加工が終わった段階で検査方法を決め直すことになり、再検査や再加工につながりやすくなります。流路の使用圧力が分かれば、真空式か加圧式かの検査方式まで先に絞り込めます。
図面で見ておきたい条件
- 深く真っ直ぐな流路の繰り返し加工はガンドリルの得意分野で、L/D比100:1程度まで対応できるとされています。ただし交差穴や段付きが入ると、貫通方向や加工順の制約が先に決まっている必要があります。[2][5]
- 流路径がおおむね1.5mmを下回ると、ウォータージェットのような他工法は成立しにくくなり、ガンドリルまたはEDMでの対応が中心になります。難削材や高精度要求では、ガンドリルより遅くてもEDMを使う判断もあります。[5]
相談前に知っておきたいこと
- 多流路のアルミブロックや銅プレートの冷却流路事例を近い条件として参照し、工程判断の材料にしています。流路径や本数、材料が変われば工程・納期も変わるため、対応可否と納期は図面と流路条件が決まってから回答します。[1]
業界での実機事例(参考)

A6061油圧マニホールドブロックのマシニング加工
よくある質問
図面がまだ固まっていなくても相談できますか?+
初回相談では何を送ればよいですか?+
アルミ、銅、SUSのどれで作るか決めかねている場合も相談できますか?+
流路径が細い場合、ガンドリル以外の工法も検討できますか?+
リーク試験の検出感度はどう決めればよいですか?+
交差する流路がある場合、加工順は変わりますか?+
温調プレートやヒートシンクの加工実績はありますか?+
短納期案件でも対応可否を見てもらえますか?+
1枚だけでも相談できますか?+
既存品への流路追加工も相談できますか?+
問い合わせ後は何が返ってきますか?+
あわせて読みたい情報
参考事例・文献
外部資料
内部事例
- [1] Meta-Navi: アルミ製油圧マニホールドブロックの多流路加工事例
設備・会社情報
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